2015年3月7日土曜日

美術が失ったもの、美術を失ったもの。

残念ながら、現在の芸術、美術業界は極めて難しいものである。
ハッキリとした言葉ではいい表せれない表現、感情といったものが増えてくる現代では
Art と呼ばれるものの成り立ちが不明確になっていくものです。

いい表せれない表現、感情というのは 昔のArtからも 十分伝わってきましたが、
昔特有の表現から、現代の表現は やはり少し変わってきています。(主に意味合いが)

言い表せれない表現というのは、自己から形成される プライベートな感情のことで、
さらに、それを表現するのが 芸術家というわけで。
そのプライベートな感情というのを形作るのは 限りなく現代の全てです。
自分が見たり、体験できることの全てでしょう。(震災でも、事件でも、騒動でも何でも)

馬が走っていた時代と車が走る時代で形成される心は 基本的な部分は同じでも
技術と文化が変われば、それで作られる感情は 大きく変わってきます。
ケータイ、スマフォが普及してから それが心の問題に繋がると問題視されました、これもまた一つかもしれません。 私は現代社会のそういう部分が 芸術と切り離せぬ部分にあると思うのです。

技術、文化が変われば、美術も変わります。
よって、技術、文化が変われば、人間も変わるわけです。
人間が変われば、美術が変わります。

美術は変わったのです、それが良い意味であれ、悪い意味であれ。

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